「音の絵」東高円寺ピアノ教室

 
「音の絵」の生徒さんは、年齢も性別もさまざまです。
たった一人で演奏するだけでなく、お友達と一緒に、連弾や演奏を楽しんだり、ピアノと他の楽器とのアンサンブルをしたり、学校の合唱の伴奏をしたり・・・それぞれが、この教室で 学んだことを生かし、ピアノという楽器で 出来ることにチャレンジし、いつのまにか 音楽に夢中になって 自分なりに 楽しんでいるようです。
また、「音の絵」で年1回程度のペースで開催しているホールでの発表コンサートや、季節のコンサート。 それは、あたたかな雰囲気の中、音楽を演奏したり、聴く喜びを味わったり、新たな発見に目を輝かせる、皆の楽しみなひととき。そして、コンサートが終わったとき、なぜだかもっと演奏したい気持ちになってしまうのです。
さて、この度、長年にわたる講師経験を活かして新たに杉並の音楽教室のコースを増設、開講します。
ぜひ、ご一緒に音楽を学び、愉しみませんか。ゆったりとした時間の中で、音楽と向き合う時間を持って頂きたい。 音楽を通じて、ひとりでも多くの方に、幸せな人生を送って頂けますように、願いを込めて。
 
永源 美恵子

◆オンラインレッスン実施しております。2021年4月より

新型コロナウイルスが心配で対面レッスンにご心配の方。
近所に先生がいらっしゃらない方
などを対象にオンラインレッスンをしています。
LINEや、Google DUOなどで気楽に始める事ができます。

継続しても、一回のレッスンでも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。

対面レッスン

ピアノ教室「音の絵」の入室をご希望の方はページメニューのお問い合わせフォームから
氏名、年齢、住所、お電話番号を記入の上ご連絡ください。
一度、教室の方までお越しいただき、 「どのように音楽とお付き合いしていきたいのか」お伺いできたらと思います。
その上でレッスンのご提案をさせていただければと思います。
教本やレッスンの進め方は「こうでなくてはいけない!」というものはありません。
よく巷で「体験レッスン」という言葉を耳に致しますが、音楽を一度レッスンするだけでは、音楽の本質をお伝えするのは極めて困難であります。
それよりも、音楽の思い入れなど、音楽を紡ぐ「ご本人」のお話しをお聞かせいただいた方が尊いと思っております。(もちろん必要に応じて、弾いていただくこともありますが・・・)
皆さんの音楽との関わりが、今後の人生にかけがえのない存在となるよう、お手伝いできれば、これ以上嬉しいことはございません。

♪音の絵 杉並ピアノ教室
東京都杉並区和田2丁目
地下鉄丸ノ内線 東高円寺駅より徒歩7分

音の絵発表会

西国分寺いずみホールで1年半に1回のペースで行っています。

※2020年は世田谷美術館で出演者のみ撮影、オンラインで配信しました。

発表会で大切なこと

発表会を開くときにいつも念頭に置くことが3つあります。
一つは、生徒さん一人一人の成果を最大限に発揮する手伝いをすること。
二つ目は、成果が今後に繋がるようにすること。
三つ目は、聴いてくださる方と演奏する側の距離を縮めることです。1については、年齢もレベルも違いますので一概には申せませんが、例えばピアノを始めたばかりで、今回が発表会デビューというお子さん達は、ピアノを巧みに操れる指もなければ、音楽の理解も少しだけ。でも彼らは持っている力を駆使して舞台で演奏しました。
それは、本番までのお稽古で、何よりも「自分でやる」事を学んだからだと思います。
小さな子供達は、出来ることは自分でやる、という事を学んでいる最中ですが、まだまだ、助けを求めようとします。
自分でやろう、という気にならなければ、ピアノどころか何も出来ませんが、自分でやる事はそう簡単なことではありません。
出来るかどうか不安です。できなかったらと思うと怖いです。小さな子供たちの小さな胸はそんな不安でいっぱいだったと思います。
でも、泣いて嫌がる子は一人もいませんでした。それどころか、ニコニコとご挨拶をして一人で弾いた上、初めてのアンサンブルにも挑戦し、歌まで歌ってくれました。
発表会後、あるお母様が涙ぐみながら、「小さいと思っていたこの子が、こんなに大きくなったと思うと、感無量でした。」とお話下さったのには、私もその通り、と思ったのと同時に、私もお母さんみたいな気持ちでこの子達を見ているのだな、と改めて感じさせてくれました。この子達は、自分でやろうと思ったことは何でもできる。だから私はその手伝いをさせていただいているんだな、と。
発表会で嬉しかったのはそれだけではありません。立派に演奏をした子供たちが舞台のそばから離れずに、ずーっと袖で他の方の演奏を聴いたり、自分より小さいこの面倒を見たりしていたことです。
普通は自分さえ終われば他の人の演奏なんて聞かずにどこかへ行ってしまうものですが、音楽の鳴っているところにいてくれたのは、とても嬉しいことです。
その上、そういうときの子供は、舞台の緊張から解放されたこともあるとは思いますが、本当に子供らしい!!久しぶりに本当に子供らしい子供を沢山見れた、と嬉しかったです。大人の生徒さんは、当然自分でやろうとされて舞台に出るのですが、発表会前には、生活との両立がそれは大変だったと思います。 どんなに仕事が忙しいか。仕事プラス子供との生活。でも、泣き言を言う生徒さんは一人もいません。
自分が演奏できる喜びの方が上回ることを知っている方々ばかりです。立派でした。演奏に関しては、今後の課題を次のレッスンで話しますが、大人の生徒さんとは、「緊張」についてお話しすることが多いです。「どうしたら緊張しないようになるのでしょうか?」「場数を踏めば少しは慣れるものでしょうか?」私のピアノの恩師であるウラジーミル竹内先生はこうおっしゃっていました。「緊張しない人がいたら、その人は相当な変わり者だ」と。あと、弾けるはずのところが弾けなかった、という話もしましたが、結論は、「弾けていないから失敗する」というものでした。弾けていると思い込んでいるだけで、実は弾けていない。弾けるって何?ミスなく指が鍵盤を押すこと?これは、無数にある「弾ける」を形作っている一部にしか過ぎません。
こういう事に、一つずつ目を向けていっていただきたいと思います。音楽は扱い方一つで、裏切ってもくれるし、助けてもくれるということです。

アンサンブル

先程の三つ目の理由もありますが、私は音楽が最高の形で鳴るのはオーケストラだと思っています。
ピアノは、ピアノとして鳴るだけでなく、オーケストラ的考えを持って鳴らすことができる貴重な楽器です。
違う顔、違う声、違う考えの人が集まって一つの事を成していくのがこの世の中です。
それと同じに、音楽は色々な個性が同時に一つの音楽を作っていきます。
ピアノは(ピアノだけでなく、他の楽器もですが)、音楽を奏でる楽器です。
指の訓練をする装置ではありません。その人が必要とする音楽の分だけ、指は働くようにできているのです。

何故なら、音楽は頭のなかにあるものであり、指は頭の命令で動くものだからです。 
長くなりましたが、だからこそ子供たちには音楽をよく知ってもらいたい。そういう気持ちもあり、無謀かもしれませんが、アンサンブル経験のない子供たちに、全部の楽器と合わせるのは当日リハーサルのみ、という難しい条件でもアンサンブルをお勧めしました。 結果は、聴いてくださった方々によりますと、素敵な、高級な音楽になって。感動しました。など喜んでいただけて、嬉しい限りです。いつか本物のオーケストラと一緒に音が出せたら・・すごいですね!